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コウノドリ効果 [妊娠]

少し前の話になりますが、
ドラマ「コウノドリ」を観た方も多いと思います。
たしかに、リアルでした。
ボクたち産婦人科医が、お産の最前線で経験する、いろんなことを
実にわかりやすく、スマートに伝えています。
ボクら、いわばプロが観ても、
「うん、うん、あるある。」
と、納得してしまうことばかりでした。
実際に経験したことがあるだけに、
思い出して、怖くなって、
ついウルウルしてしまうシーンもありました。

その中で、常位胎盤早期剥離の妊婦さんのシーンがありました。
タバコをふかしている最中に、突然発症するくだりです。

ボクは、昔働いていた病院では、
月に1回のペースでしたが、土曜日の母親教室に参加して、
レクチャーをしていました。
その病院の母親教室は、妊娠中期と妊娠後期に1回ずつ、
計2回受けることになっていました。

ボクは、たいてい後期の教室だったので、おもに、妊娠32週以降の妊婦さんが対象になっていました。
ボクの話す内容は、いつも内容が決まっていて、
例えば、3人お産した人なら、3回とも母親教室に参加したとしたら、3回同じ内容の話を聞くことになります。
どんな内容かというと、
一つは、陣痛とは?という内容、続いて、常位胎盤早期剥離(早剥)についてでした。

まず、正常の陣痛の特徴について説明します。
内容は、陣痛の「陣」の漢字の意味からはじまるものでした。
(そのあたりは、長いので省略します)
そして、
早剥について話します。
早剥は、病院で起こる場合よりも、
自宅などの病院外で起こるものの方が深刻です。
早剥はほとんどが痛みを伴うものなので、
陣痛と混同されることも少なくありません。
早剥を自分でイメージするためには、
陣痛そのもののイメージが大切です。
そういった内容を順番に話していきました。
だいたい持ち時間が20分程度だったんですが、
いつもその倍以上の時間をかけてしまい、
夏の暑い時期には、気分が悪くなって途中退出される方も
いらっしゃいました。
皆さんにご迷惑をおかけして、
申し訳ありませんでした。

それでも、こういった「生々しい」話は、役に立つこともあったと確信しています。

もう15年以上も前のことですが、
ある朝、8時45分くらいに、ある妊婦さんが救急車で運ばれてくるという連絡が入りました。
突然のことなのでびっくりしましたが、
外来で診察したら、妊娠34週の妊婦さんが、お腹を抑えながら苦しんでいます。
ばしゃばしゃと羊水が混じったような出血が服を通して流れています。
 「早剥や。すぐに、カイザー(帝王切開)!」
15分後に生まれた赤ちゃんは、少し小さめでしたが、
元気に産声を上げ、幸いにも無事でした。

手術の後で、話していると、
言葉少ないその方は、ひとこと、
「母親教室で、先生がお話しししていたのを聞いていたので、
すぐに判りました。自分で救急車を呼んだんです。」
と話してくれました。

また、ヘビースモーカーの別の患者さんは、
同じ症状で、緊急帝王切開になったのですが、
あとで、同じママ友さんに、
「母親教室で、先生の話、聞いてへんかったんちゃう?」
と叱られたそうです。
そのママ友さんは、子供が2人で、2回とも同じ話をボクの母親教室で聞いていたそうです。

こういうことがあると、
毎月、貴重な休み時間の土曜の午後を使って
母親教室で話していたことは、
決して無駄ではなかったと思います。

そこで、
先月、前の病院でのアルバイトで、
人生最後?になるかもしれない、
当直に入った時のことです。

夕方、8時ごろでした。
一本の電話がかかってきました。
妊娠34週くらいの、若い初産婦さんからでした。

電子カルテを見ながらの、電話応対です。
カルテの記載によると、
もともとヘビースモーカーだったようですが、
妊娠してからは、どんどん減っているようでした。
そして、
「テレビを見たら怖くなった。」と、見事、
完全禁煙に成功したようです。

妊娠34週の、お腹の張りはたいてい「前駆陣痛」です。
出血していなくて、痛みの間隔がはっきり自覚できるようであれば、
たいてい大丈夫です。

 「たぶん、大丈夫だと思いますが・・。」
「いえ、どうしても不安なんで、診察お願いします。」

しばらくして、診察しましたが、
やはり、胎児も胎盤も異常なさそうです。
そして、病院に到着した時には、すでに痛みも弱まっていました。

 「よかったですね。大丈夫そうですよ。」

ほっとした様子の子の妊婦さんは、「コウノドリ」を観て、
自分がタバコを吸っていたことで、
毎日、早剥にならないかすごく心配になっていたのだそうです。

「あと少し、頑張りましょう。無事に赤ちゃんの元気な産声を聞くまでは。」

怖がらせることが、正しいとは言えませんが、
ビジュアルで伝えることのほうが、強烈で、より効果的なのかもしれません。

「コウノドリ」は、母親教室の教材としても、
これからも使用されるべきものではないかと思いました。

そしたら、ボクが10年間、ずっと話していたスピーチも不要になるでしょう。
今思うと、自分でも、よく頑張ってきたなと思います。

元気な赤ちゃんを想う気持ちを、
母親教室だけではなく、
いつまでも伝えることができたら、と願うばかりです。

まだまだ、やることはたくさんあります。

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haru先生へ
まきのです。先生とは学会とかでお会いしているかもしれませんが、先生がどのこ病院でどこでご開業なさったかも知り得ないのですが、久々に先生のブログを拝見してご開業なさったと知りました。おめでとうございます!!先生らしい医療が出来ることと拝察いたします。応援しております!私は産婦人科開業医の子ですが廃院にしてしまいました。それどころか東京から「島」に移り医療してます(汗)。医師の人生は色々と思います。100人100通り・・・でも心ざしさえ間違えなければ
いいのだと思います。haru先生には今まで会えなかった同志のにおいがします(勝手に申し訳ありません〜笑)。お互い違う場所ですが選んだ産婦人科という過酷な、でも幸せな「宿命」に泣いたり笑ったりで過ごせたらいいですね!いつかお会いできたらいいですね。私も大病院を離れて「島」で医療をしていて、医師になったときの若く新鮮な気持ちで居られてありがたいです。でも大変!!!!(爆)頑張ってください。
by お名前(必須) (2016-04-04 21:58) 

haru

まきのさん、コメントありがとうございます。
島での生活、仕事やプライベートをふくめ、きっと東京にいる時より充実されているものと思います。
同じ京都にいて、場所もほとんど変わっていないのに、自分の時間を大切にできる環境になったことで、どれほど自分や家族の気持ちやどれほど健康的になったことか。
これは、きっと患者さんの治療効果にも影響するのではないでしょうか?
(もちろん、病気の種類や程度にもよりますが)
お金の問題は残っていますが、これも、身体が資本の自営業にとっては自分の健康を保つ大きなモチベーションになっています。
ただ、もしかしたら、
前の職場を辞めるという、環境を大きく変えなくても、気持ちの持ちようを変えるだけで、今のようになったのかもしれないと、思うこともあります。
そういった「きっかけ」がなかっただけなのかもしれません。
毎日を、ニコニコと笑顔でいることの大切さと尊さを、日々かみしめています。
まきの先生こそ、頑張ってください。
by haru (2016-04-09 09:45) 

まきの

haru先生、やはりニコニコ笑顔でいないとだめですね。私は幸せだなと思ってます。仕事もプライベートも何らしかあるものも生きている時間をいいと死ねるかなと思えるよう過ごさせていただいてます。正しく生きているとたくさんの人が助けてくれてありがたいです。等身大で正しく笑顔でいればいいのかな・・。でも島の医療は今まで経験のない患者さんばかりで・・ショックの方がヘリで運ばれてきたり・・年ですが(笑)頑張ってます。父が開業医でした。亡くなったいまでも父を慕ってくれる方多々です。開業医って素敵です!先生!お互い頑張りましょうね。先生がいつも笑顔で、そして患者さん、ご家族の皆さんが幸せであること拝察して嬉しくなります。
by まきの (2016-04-09 23:06) 

なつ

haru先生へ。お久しぶりです。
白衣の意味 という記事で書き込みをさせていただいた者です。
9月に生まれた赤ちゃんは、7ヶ月を越えました。

…当時はどうしても詳細をかけなかったのですが、早産での入院中に、最初四人部屋に
入ったのですが、同室の入院中の妊婦さん複数から苦情というか、陰で悪口をたたかれており、(勿論、事実無根です)、気づいた時は
大変なショックでした。
…当然、すぐにスタッフに申し出て
部屋を変えてもらえました。

…haru先生のブログの中に数年前の記載で
双子妊娠中で、かつ、神経質な妊婦さん、同室の患者さんが気に入らないと何回も部屋を変わった…というような、お話があったように思いますが

その状況がよく似ているのかな…と思います。
実際に、申し訳ないけど、妊婦さんの一人は、実際に双子の妊娠中の方でした。
勿論去年の話なので、haru先生のブログの中に出てくる妊婦さんとは違うことだと思います。


つまり、私は気に入らないと勝手に認識され



私は数日しか一緒に、いなかったし、最初の日に看護師に言われて挨拶しただけで、以降お話もおしゃべりもしていないのに。勿論、物音も
常識的な範囲内でしか出しておらず…

まるで、こちらが怪獣みたいにすごく物音を
立てているかのように、何か言われておりました。…

妊娠中で、少々ナーバスになっておられた可能性もありますが、
こちらも39歳での二度目の妊娠中だった訳で、
私の中の小さな命だって同じ位大切な命だったのに。…悲しかったです。

更に、傷口に塩を塗るかの如く、
私に当時つけられた主治医は、若い男性で
その日機嫌が悪かったのか
元からそういうご性格だったのか
女の涙の嫌いなタイプだったのか

(他の患者さんから、事実無根の悪口を言われました。傷つきました。)という私の訴えを
聞いてくれず、
怒鳴りつけられてしまいました。
…なんで、でしょう。

→この医師の暴言の内容についてはもっと詳しく話を、したいのですがやめておきます。

女性に偏見があるかたなのかな…、と思いました。

…あまりの、事に混乱してしまい、
居合わせたスタッフが、すごく心配して、フォローしてくれました。…
…色々、ありましたが
再度の転院は諦めました。
我慢してしまったというか…。


幸い、その医師以外の、スタッフは優しくて
丁寧に対応してくれた点が大きかったのだと思います。
その医師も、それなりに真剣には向き合ってくれた面もありました。…。
二度と、顔は見たくないですけど…。
また、39歳の女のプライドとして、体や心、胎児に異常が、ないのに、病院を(医師の対応が気に入らないから)変わるというのは
許せなかったのです。全て1からやり直しとなりますから。
私には重大な、持病があった訳ではないけれど、アレルギー性鼻炎に喘息、妊娠中には皮膚に湿疹?も出たし、ごく軽度ながらドライアイもあったので、
複数の科から、複数の薬が出されていました。
それを全部、問診票から書き直しになりますから…実際に、この若い医師は、私が自分なりにきっちり、問診票に書いたのにある科の薬を分量を間違えて出してきました。

…地域的な問題もありました。

同じ県内には、他に出産可能な複数の総合病院、大学病院がありましたが
近隣の病院は、規模が、下がる、あとは開業医複数、
少し遠い病院なら、同等あるいはもっと施設、スタッフの充実した大規模病院がありましたが
…妊娠後期に入って、再々度の転院は…。

どうしても更に嫌な事を医師にいわれたり
どうしても治療に納得が、いかない事があれば
考えるつもりでしたが、
本当に息子がお腹の中で頑張ってくれて、
経過が順調で、その必要がありませんでした。



…赤ちゃんは無事に生まれました。

…後日、病院には苦情を入れて、医師の対応については謝罪を受けました。…
他にも、医師以前の話。としかとれない凡ミスを沢山されてまして、幾つかあげましたが
謝ってもらいました。

薬の件も、謝ってもらいました。


この7ヶ月の間に、沢山の人にお話を聞いてもらいました。殆どの人が、対応がありえないと
言ってくれました。。
よく頑張ったね。とも言ってくれました。

…でも、いまだに、哀しいです。
by なつ (2016-05-06 13:07) 

ともたま

haru先生
コウノドリ、号泣しながら見てました。
過去の経験があるから余計にドラマに入り込んでしまいました。
このドラマが産婦人科の現状をスマートに伝えていると分かり、嬉しかったです。
お逢いしたことのないharu先生ですが、サクラ先生をharu先生だと思ってしまいながら見ておりました。
先生ももしかしてピアノを・・・(^^;
いまだにテレビ内のハードディスクに録画されたままの状態です。
by ともたま (2016-05-12 01:00) 

haru

なつさん、コメントありがとうございます。
まずは、無事に出産されて、おめでとうございます。
今は毎日の子育てで忙しくされていることと思います。
主治医と患者が、どうしても気が合わないこともあります。
ボク自身、実際に、そういう理由で担当を変わってもらったことがありました。
人間同士なので、仕方がないと思います。
また、入院患者さん同志でも同様でしょう。
お互い、肉体的にも精神的にもストレスがある状態です。
そういう人のために個室があるんだと思うのですが、個室料金は高いんですよね。
by haru (2016-05-15 07:54) 

haru

ともたまさん、コメントありがとうございます。
サクラ先生のモデルは、実在していて、ボクも存じ上げている先生です。
挨拶を交わす程度で、じっくりとお話しをする機会はないのですが、近畿の産婦人科界では、大切なお仕事を精力的にされています。
年代は、ボクより少し若い方です。
機会があれば、一度、お話をしたいと思っています。
あと、ボクは、音楽はまったくの苦手なんです。
by haru (2016-05-15 08:03) 

あこ

初めまして、haru先生。
京都生まれ京都育ち、1年前に大阪に来て、5月に出産したあこと申します。
大阪の自宅近くに分娩を扱っている産科が一軒しかなく、その病院が古くて古くて。
担当の先生もボソボソ喋る先生で、性別も八ヶ月になっても、エコーで見えない、分からないの一点張りで、妊婦さんの集いにいってもみんな男女どちらが生まれるのか、私より週数の少ない人でも把握していて、不信感しかなかったのです。
また雑誌などで取り上げられているホテルのような所で産みたい!と漠然と思っていたので、その施設の古さとそこしか選べない事に苛立ち、産まれるまで悶々としておりました。

しかし、9ヶ月間近になって急に担当医が退職することになり、あたらしくついてくれた先生が、面白くて優しくて!
わからなかった性別はもちろん判明しましたし、それまでなかなか聞けなかった不安だった事を丁寧に話してくださり、分娩時には非番だったのにかけつけてくださって本当に感動したのです。
先生への信頼感で、病院が古いことへの不満は吹っ飛び、入院が楽しくて退院したくなくなるくらいでした(笑)

その先生ともつい先日、産後の1ヶ月検診が終わり、2人目を産まない限り、もうお会いする機会もないんだなぁと寂しい気持ちになり。
ホルモンバランスが崩れている関係もあるのでしょうけれど、ちょっと好きになっちゃいそうでしたσ(^_^;)
かなりのおじさんで決して外見がかっこいいとかではないのですが、深夜に駆けつけてくれて私と赤ちゃんの命を救ってくれたヒーローに見えたからだと思います。

産婦人科の先生のお仕事について知りたくなって検索するうちにharu先生のブログに辿りつきました。
何度も笑い、涙し、ぐいぐい読まされました。お忙しい合間を縫って、先生にしか書けないことを沢山書いてくださった事に感謝いたします。

やりがいがあるのと同時に、本当に過酷なお仕事だとブログを読んで改めて実感しました。
どうかお体に気をつけて、これからも無理のない範囲で更新していってください。

楽しみに待っています。
by あこ (2016-06-21 18:15) 

みゆ

はじめまして
先生のblog夢中で読みました!
私は四人目だけ臨月で総合病院に転院しました。
担当医はいつも8時前に診察にきてくれて20時頃にも顔を出してくれました。
そして土日もいました
外来の時は昼休みもなさそうでした。
いったいいつ休んでいるのだろうと思いました。
三人目を産んだくらいから産婦人科に関わりのある仕事をしたいと漠然と考えるようになりました。
そして四人目を産んでその気持ちは強まりました。
今は35歳。
子供が2才になる頃に看護学校に通いたいと思いますがその頃には私は37歳
卒業する時には40歳。
本人のやる気次第だとは思いますが40歳の新卒看護師はどうなのでしょうか?

by みゆ (2016-08-05 12:10) 

haru

あこさん、コメントありがとうございます。
長い間、ゆっくりとブログに向かい合う時間を作れませんでした。
今は、夏休みをいただき、ノンビリしています。
今日も、日本のどこかで、産婦人科医が笑顔で踏ん張っているのだと、あらためて思います。
出産に立ち会うことをやめてしまいましたが、地域の病院で働く先生のご理解を得て、34週頃までの妊婦健診をしています。
自宅にいながら、里帰り出産みたいな形態です。
先日、無事にお産を終えた方が、一か月健診の帰りに、赤ちゃんを連れてクリニックに遊びに来てくれました。
久々にずっしりとした、新しい命を抱き、パワーをもらえました。
産婦人科医が、どんなにしんどくても、新しい命を抱き続ける限り、また、次の日も頑張っていけるのだと思います。
カッコつけずに、さらっとしてしまう、あこさんの主治医の先生こそ、妊婦のヒーローなんだと思います。
by haru (2016-08-11 17:58) 

haru

みゆさん、コメントありがとうございます。
ある程度、子育てを終えてからナースになる人は、少なくありません。景気が良くなかったり、止むを得ず?自立しなければならなかったり、きっかけは様々です。
しかし、そこで何よりも大切なことは、それを継続するモチベーションだと思います。
やりがいのある仕事です。頑張ってくださいね。
by haru (2016-08-11 18:33) 

rui

3年前第一子を妊娠中に先生のブログを読み、また今ふとした偶然で先生のブログにたどり着きました。
開業されたのですね。
おめでとうございます。
今後の益々のご活躍をお祈りしています。
by rui (2016-09-12 09:20) 

なつ

haru先生へ
コメントへのお返事、ありがとうございます。
「お互い肉体的・精神的にもストレスのある状態です~」大変配慮のあるお言葉を頂き、身にしみます。
実際、妊婦さんのうち一人は、個室にうつりたがっており、何度もスタッフに空きがないか確認していました。(後で気が付くんですが)。
スタッフが「空きがあります」といっても、
やはり料金が(1日4000円と5000円の部屋があった)ネックだったのか、移らなかったようです。
お一人は、切迫早産などで2か月ほど前から入院されていたようなので、2か月の入院で全て4人部屋でも、60000円ほど部屋代がかかったと思いますが、更にプラス高い部屋代は(旦那や双方の両親の同意が)得られなかったのでしょうか?

ちなみにこの病院は、4人部屋でも1日1000円取られていました。
私は4日間いたので、4000円徴収されていました。
うつされた個室は、たまたま無料に設定されていた(重症患者用という理由?)部屋だったため、以降の切迫早産での入院は部屋料金はかかりませんでした。
(別の重症患者が入院された場合、部屋を変わってもらいます、その場合有料の個室になります)という説明は数日後にありました。



(後日別件から保険の外交員とお話する機会がありましたが、)
4人部屋というのは「大部屋」という扱いではないというお話をされていました。

「コウノドリ」は、読みました。去年の夏、早産で入院中に(スマホ)にて電子アニメや本(を読めるサイト)でダウンロードして読みました。そのかわり、料金が1冊あたり600円ほどですので、お金がかかってしまいました。
(幸い、携帯・スマホなどは部屋や廊下では使用は可能でした。
(一部の部屋やエリアで(精密機器があるなど)使用不可となっていました=そういう使用不可の掲示がある部屋もありました。)

「コウノドリ」の作者は、1973年生まれ?(だそうで)私と世代の近い男性です。だからでしょうか。どの話も大変共感がもてる内容だと思いました。
風疹の予防接種の話は大変興味の持てる内容でした。

私の時代は、中学や高校で女子のみ、風疹の予防接種をうける時代でした。
あの漫画にもありましたが、妊婦さんの旦那さんが、実家に電話をして「母さん、おれ、風疹にかかったっけ?」と確認するも、両親が全然記憶があいまいで、水ぼうそうやおたふくならかかったよ~適当な返事をかえすというくだりが
あったとおもいますが、母子手帳もおそらく残しておらず、記録もないんだという(設定なんだと思います。)
私の実母もまさにあのような感じで、(母子手帳もおそらく残してないし、たぶん記録もきちんとされてないと思います!)
「あなたの年代で受けなければいけない予防接種は全部受けさせた!」「風疹になった(妹と弟の)そばにいたんだから、あなたも免疫がついている!」
…話になりませんでした。…
(私の母子手帳の所在は不明ですが、主人の母から、主人の母子手帳はあずかっています。主人は昭和40年代後半生まれです。
…妊娠中の記録はありますが、予防接種などの記載は…ほとんどされていません…。)

娘を出産時に、妊娠中に(HIVとか梅毒、肝炎ウィルス検査など)いろいろ検査をしましたが、風疹の抗体だけ
弱かったというか、ついていなかったと思います。(見方が分からなかったです。)
…怖いので、娘を出産後に、いろんな病院や保健師さんに相談して
風疹の予防接種を再度受けなおしました。

風疹以外も、いくつか予防接種を受けました。

「コウノドリ」のお話は、他にも大変興味のあるお話もいくつもあったのですが、長くなるのでやめます。


個人的に、病院にも言っていませんが、産婦人科医は若くて
妊婦さんの外来をメインに引き受けていたようですが
妊婦さんによって「態度を変えていました」。別に陰惨な意味ではなく
というのは廊下に漏れ聞こえる話が、「個人的な雑談?」としかとれないような盛り上がり方をしていることがあったからです。
子どもっぽいな…と思っていました。
予約は時間で入れますが、(別にこの病院に限ったことではありませんが)1時間、2時間待ちはざらでした。

真夏の暑い中、時間をとって、病院に来ているのに…
という思いはありました。たぶん、他の患者さんも思っていた人はいると思います。

(ちなみに私の妊婦検診の時は、一言も話をしませんでした。)お話をしても、事務的な話のみでした。(妊婦検診のエコー画像を)見るので精一杯で、私が話しにくいタイプ(年齢が10歳は上)
(28、9歳位の方でした)
だった、それから、長年いろんな病院や科に通院してきた経験上、こちらも
医師とは必要最低限のお話さえすれば結構、と考えてます。

余計なお話をすると、「必要なことだけ答えてほしい」「そういうのは、他のスタッフに聞いて」~などと、「ぴしゃり」とさえぎるタイプの医師もいますし、
「心理的な距離を近くしたくないから」だと思いますが
話を「スル―」されることもありますので。
…共通の話題が見つからなかったのでしょう。


たぶん、医学生時代の同期の方か、高校生以前のお友達が妊娠されて来られたことがあったようで、ご夫婦とも顔見知りだったようなのです。すごい盛り上がりようで、
そのご夫婦もすごくはしゃいでました。
…個人的には「顔見知り」「同級生」「同級生の父兄・兄弟」の医師には産婦人科(以外でも、なるだけ)診察されたくないと私は
思っています。

(こういうことは調べきれないので、いろんな病院で知らないうちに診察に出られていたりされたケースはあります)

今回出産に選んだ病院は、私の実家に近い(正確には実母の実家に近い)病院でした。ですので、「顔見知り」「同級生」がスタッフや医師として働いているのでは…という不安がありました。
転院する際にHPをチェックして、産婦人科以外も全てチェックして、医師の名前位は(あれば写真や経歴も)ありますので
「よし!見覚えのある名前はない」「世代も離れている」という
ことも理由でこの病院を選択したのです。

この病院は地域の3次救急に指定されているので
他の部署では、たぶん、毎日のように人が運ばれ、そしてなくなっていると思います。
平成24年には、上の娘を当時通わせていた保育園の父兄(通夜に出ましたが、年齢が大変近い方でした)が、あるガンで死亡しています。こちらの病院と聞いています。
30代半ばなのに…
送迎で顔を見たことはありますが、お話もしていません。
奥様とは多少お話はしましたが、まさか送迎やお仕事の合間を縫って旦那さんの闘病に付き添っているなど知らず(知らされていませんでした)小さい子どもを二人抱えて、お家も親子のために建てたばかり(たぶん10年も経過していない)だったろうに…

…産婦人科のスタッフには、↑のような話はしませんでした。
だって男性ですし、産婦人科で亡くなったわけではありませんよね。
産婦人科の外来は、妊婦検診用外来1つの他に、
他4つほどは婦人科専用の外来となっており
中高年の女性(明らかに妊娠などではないほどの年齢の)女性が
沢山待っておられました。

あの状況で、廊下まで聞こえる声で「おー!久しぶり~!」的な話で盛り上がらないで欲しかったです。
ご夫婦もご夫婦で、
「〇〇君に、エコー写真もらった~」
「(ご主人)え!〇〇君、この病院にいんの?(スマホでゲームをしながら)」
あと、「勤務時間が~」「夜勤が~」というような話をされてもいたので、奥さんは医療関係か福祉関係の職でほぼ間違いないのではないかと思いました。(他の職業で、女性で夜勤に入る仕事はそうないと思うので)
…その医師が、私の住む県の出身者ではないのは話ぶりから
わかっていました。(土地勘がない、地元の話題ができない、方言がない(地元出身の医師だと、標準語っぽく話をしてもどうしても語尾に方言がでる)
ちょっとした言い回しも、「私の県の出身者なら、そういう言い方はしない」という言い方をすることがありました。

具体的には、「~という‥」「~っていうか~」というのを、「~っちゅう~(という)」という言い方を何回もされました。

どこの出身だろう?と思って話を聞いていましたが、私のわかるような方言の話し方(関西、東北など)もされませんでした。
だとすると「ご夫婦ともに顔見知り」である場合、大学生以降に知り合った関係だろう=某大学医学部関係、あるいは今まで勤務や研修をした病院関連でお会いしたスタッフや同僚など=ではないかと直感したんです。直接問いただしたわけでもないので
何とも言えませんが…。
私は、顔見知りの医師に、「産婦人科」の、内診台に上がっての
診察はされたくないです。旦那も顔見知りで…なら、なおさらです!
(そういうところも、医療(福祉?)関係の方ではないか)と
思った一因です。
このご夫婦はそういう考え方はなさらないようです。
奥様がはしゃいで、エコー写真をふりまわしながら、ご夫婦でのぞいているのが(たまたま横になったことがありまして)
「うわ~。(エコー写真の)顔が見えるよ~」とか…不快で…
とくに旦那さんは、(失礼ですが、医師や看護師など、カタイ職業についているとはおもえない雰囲気で)ソファの座り方も大変失礼な感じでした。両手を手を広げてソファーもたれ掛けさせる、股を広げて座る(…カエルというのでしょうか。)ずーっとスマホをいじっている(どうもスマホでゲームに興じていたようです)
妊娠7ヶ月での転院だったため、
わずか3か月ほどの妊婦検診での外来通院でしたが
妊婦さんの旦那さん付き添いで、ああいう態度をとっている旦那さんは他にはいませんでした。(たいてい入院~が決まっていたりして、荷物をもって、不安そうにして、うろうろして…)
…そっとソファをたち、離れた席にうつりました。

以前、6年ほど前、同じような状況がありました。
別の病院で、婦人科専門の個人病院(ある総合病院の系列病院とのことでした。なので、出産はその系列病院の産婦人科を原則、紹介していたようです)
生理痛で悩んでいたので、少々遠かったのですが、一度だけいきました。場所も迷い、事務の対応も(きちんと研修をしてないというか)、保健師か助産師か、看護師か忘れましたが、事前に問診にでた人の対応も、なんというか未熟で経験不足で、悲しくて不愉快になってしまうものでした。
まずくて、なんとなく不愉快な気持ちになっていた時に
廊下で待っていて、診察室の間に中待合がありました。
診察が近くなると、その中待合に通されるのです、
それで、女性の医師だったのですが、前の患者さんが妊婦さんだったようです。それで、「(これから出産のために系列病院に)転院になると思いますが、私も2歳の娘をあそこで産んだんですよ~
(以降具体的な話は忘れましたが、)スタッフの対応がよいとか
病院が綺麗だとか、医師の対応もしっかりしているから安心して埋めました~というような、医師としてではなく、個人的な女性としての体験談ととれるような話を延々と、時間をとって話をされていました。とっっても丁寧に、その妊婦さんに対して、”ぜびぜび、頑張ってくださいね!””無事な赤ちゃんが生まれるのをまっていますよ!”と最後まで念を押して医師本人が一方的に話をしていました。」

…しかし、その分、私は「またされる」訳なんです。
その病院で妊娠など当時は希望しておらず、ただ生理痛の対処について診察していただこうと思っていたのですが
2歳の娘さんがいる女医さんだと、(当時私の娘は3歳くらいだったと思いますが、)私と同世代あるいは、少々上だと推察しましたが、会ってもいない段階で、私はその医師にいい印象を持てなくなりました。
たまたま私の無知もあり、診察の時も話がかみ合いませんでした。
…(詳しい話は省きました、これでも…。)
2度と行っていません。

以前、そういう経験があるので、産婦人科のように大変な待ち時間が発生するような科で、医学的に必要なことがあるとか、(手術などの説明とか、高齢の患者さんで、耳が遠いなどがあって)患者との話し合いが長引いて、待ち時間が発生するならともかく、
個人的な雑談のような対応で、待たされるのは勘弁して頂きたいです。

by なつ (2016-10-08 10:48) 

haru

ruiさん、コメントありがとうございます。
そうなんです。
前職を辞して月末で、丸1年。
開業して、10か月目です。
毎日、やらなければならないことばかりで、
楽しく、刺激的な日々を送っています。
by haru (2016-10-11 09:27) 

haru

なつさん、コメントありがとうございます。
前の大きな病院で働いていたころのボクの外来は、いつも待ち時間が長く、患者さんには申し訳ないと思っていました。その前の病院で勤務していたころから担当していた患者さんが、わざわざ検診のために受診されたときは、新患で予約がなかったせいで、待ち時間が6時間くらいになってしまったこともありました。6時間も待ってもらったのだから、病状がだいたいわかっていても、ついゆっくりと診察することになり、ますます時間がかかったのを覚えています。「さっさと診察しろよ。」と、口に出して言わないまでも、心で思っていた患者さんは多かったでしょう。申し訳ありません。
ただ、ボクの診察室に入った患者さんは、持っていた不安を全部ではなくても、いくつかは解消してもらいたいと思っています。
その一つ一つの診察には、そういう思いを込めています。
診察室からこぼれてくる笑い声は、そういった思いの結果であると、ボクは信じています。

by haru (2016-10-26 01:53) 

さく

haru先生はじめまして。緊急帝王切開で第一子を出産し第二子は望めるか分からない、第三子は無理だと言われました。そのことがショックで検索をしているとこのブログにつながりました。なぜ無理なのか理由が分からず、出産時の状況についても医療ミスを疑うことばかりでした。コウノドリの名医がいてもやる気のない医師もいる。何度も訴えたあのとき・・万が一のことを考えて取り合ってくれて入れば・・と思います。産科医は慎重で疑り深くあって欲しいものです。
突然の訪問で愚痴を言ってすみません。ブログを拝見して何だか聞いて欲しくなりました。失礼しました。
by さく (2017-01-04 19:10) 

haru

さくさん、コメントありがとうございます。
緊急帝王切開の理由(適応といいます)が何か判らないので、コメントできません。「なぜ無理なのか理由が分からず、」という言葉が出ること自体、悲しいことだと思います。産まれたお子さんが亡くなったか、何かの後遺症があるのでしょうか?
ボクたち産婦人科医が、妊娠しないように勧めるときは、母体に生命の危険がある時です。その危険性を理解してもらうことも大切な役目だと思います。
by haru (2017-02-26 10:09) 

なつ

haru 先生へ

前回、このブログにコメントをしてから、更に一年ほどたってしまいました。
 いろいろ(他の先生のブログの記事を読んで)思ったこともあったのですが、育児に追われて、書き込みできませんでした。

 それと、なぜか、今(PCで閲覧中)は大丈夫なのですがスマホ
で閲覧すると、ブログの仕様とスマホの性能?がうまく合っていないのか、とても見づらくなってしまうこともあり、…

 私は、色々な病院に行きましたが、「6時間」は待ったことがないです。さすがに…。
 6時間も待っていたら、(来院時間にもよりますが、)お昼あるいは夕方をまたいでしまいます。
最長で2時間から3時間…でしょうか。


 私は、人生で病院に行くときは、産婦人科に限りませんが、
とても重い病気とか、特殊な手術が必要であるとか、○○の病気を診られる医師が××病院にしかいないので、行ってください。
設備がないので、△△病院に行ってください、…という状況にあまり陥ったことがない、そう気づかされました。
 いろいろ辛いこともありますが、ある意味では多少健康や運に恵まれているのかも。と思いました。

 …漠然とした内容で、うまくまとめられず、すみません。
by なつ (2017-09-25 00:28) 

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